どうも。ダイチです。7か月ぶりに書いています。
もう読んでくれている人がいるのかどうかも知らんけど。
happiness project では、「絶対ためになるTEDプレゼンシリーズ」として、みんさんにオススメのプレゼンテーション動画を厳選して紹介しています。(TEDとは?)
Contents
「とにかく行動しろ!」っていうのは聞き飽きた
仮に、今の自分に違和感を感じているとする。
閉塞感があったり、憂鬱だったり、つまらなかったり。
ここじゃなない、これじゃない、何か違う、何かが違う、そんな風に毎日を送っているとして。
何か生きるヒントを求めていたとして。
2018年現在、書店の自己啓発コーナーで本を手にしても、
CDショップでどこぞのロックバンドの応援ソングを聞いても、
SNSに流れてくる有名人やらインフルエンサーの言葉を見ても、
だいたい同じヒントを見出すことになる。すなわち、
「とにかく行動しろ!」
そう言われて終わり。
・行動すれば人生変わる
・考える前に動け
・走りながら準備しろ
・資格も学歴も関係ない、やるかやらないか、だ
・リスクを取らないのがリスク
・即答しろ
・飛び込め
・なりふりかまうな
・他人の言うことなんか無視だ、やれ!
などなどなど・・・
いや、確かにその通りなのかもしれない。
行動のもたらすパワーはすさまじいのは誰もが知ってることだし。
この哲学が体験に裏打ちされたその人にとっての真理なんだろう、ということも納得ができるし。
それから、行動さえすれば救われる人がいるのも事実だし。
でも、やっぱり僕のような凡人にとって行動に移すのって無茶苦茶大変なわけで。
その行動が、大胆であったり、周りの人に影響を与える可能性があったり、自分や家族がダメージを食らうリスクがあったりする時の行動については特に。
(そしてなぜか意味ある行動は高確率で恐怖を伴うんだよな。)
過去を振り返っても怖くてビビって行動できないことが多かった。
それから、行動をあおる風潮に懐疑的な目も向けていた。
行動行動っていうけど、行動せずにじっとしていることが最善になる場合って本当にないのか?って。
カメは甲羅にもぐる。昆虫は擬態する。
そして、ピンチをやり過ごす。
こういう風に「じっとしている」ことを正解に選んだ生物もいるわけで。
将棋でも仕掛けないことが最善な場合は多いし。
全部が全部「行動」で片付けていいのかな、と思っていた。
行動を分析できるのがベスト
行動するのって、その行動が重要であればあるほどリスクを伴い怖くなるもの。
僕はその怖さに目をつむって運に任せて「エイヤ!」っとする勇気や覚悟は持ち合わせていなかった。
また、「行動すること」が常に正しいという考えに疑問をもった。
そして最近そんなモヤモヤを吹っ飛ばすツールと出会った。
行動するかしないか、その行動の是非を分析的に測るツールだ。
それは「恐怖の明確化」と呼ばれている。
それを知った時、これはいい!と思った。
自分の慎重さマッチしていて、現実的だと思った。
時間がかからず、応用性も高い。
工夫次第で行動の良し悪しを数値化できる余地もある。
それを紹介しているのが以下の動画。(約13分)
※幸運にも勇気や覚悟を持ち合わせていたり、「行動すること」の普遍的な効力を認めている人には関係のない話だと思う。
絶対ためになるTEDプレゼン⑱ ~恐怖の明確化をしよう~
※急いでいる人は5分過ぎからどうぞ。
恐怖の明確化
僕がきわめて個人的に使っている日本語改訂版。
もしよければどうぞ参考にしてください。
恐怖の明確化 (エクセルファイルです)
さて、実はこのツールはまったく新しい概念から生まれたものではない。
ストア学者をはじめたくさんの偉人によって伝えられてきた人類の知恵のようなもの。
例えば、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーの「ニーバーの祈り」はあまりにも有名ですな。
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
また、行動によって変えられるものと変えられないものを判断し、行動における最悪の状況に備える、という考えはデール・カーネギーの不朽の名著『道は開ける』の核となっている。
やるかやらないか、どれほどやるべきなのか、やるなら何をどうリスクヘッジするか?
こういう風に柔軟にそして分析的に考えられるのがこのツールの利点。
特に、その行動をやらないで失うものは何か?という視点は重要だと思う。
動画では、行動するという結果がプレゼンターさんの中では圧勝だったけど、当然、これをやって「行動しない」という選択も出てくる。
そこが、なんというか冷静な感じで好きですね。
水面下での冷静な分析は、おなじ「行動をしない」でも天と地の開きがあるはず。
やるべきかやらないべきか、どれほどやるべきなのか、やるとしたら何をどうリスクヘッジするのか。
重大な局面に立った時、一つの選択肢として「恐怖の明確化」いかがです?
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