どうも。ダイチです。
今日は、ある本について書きます。
6年くらい前に話題になった本です。
これ。
水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』です。
ご存知の方も多いかもしれませんね。
アマゾンの評価数とレビューの高さにビビります。
自己啓発系の本でここまで評価高いの最近では珍しいですね。
Contents
概要
冴えないサラリーマンの主人公と、ガネーシャというインドのゾウの神様とのやりとりをたどるコミカルな小説です。
このガネーシャ、関西弁で、ばくち好きで、結構いい加減な神様なんですが、たまにいいこと言うんです。
人生の核心を突いたようなことを言うので、「おっ」となります。
そして、このガネーシャ、たまに僕たちに人生を変えるための「課題」を与えてくれます。
「課題」といっても、誰でもできるちょっとした心がけのようなものです。
ですが、それをしてみると、あら不思議、なんだか心地よくって、楽しくなって、人生に風が吹き始めたかのような感覚を覚えてしまえます。
ちょっとした心がけ、行動で人生の向きは大きく変わる、そんな教訓を与えられました。
例えば、
「毎日靴を磨け」
「コンビニのお釣りを募金しろ」
とかね。
実はこれらの簡単な課題の中に、なるほど~、と思わされる哲学が潜んでいます。
具体的な内容は買ってからのお楽しみですが(笑)
今日は一つだけ、ガネーシャの良い話を紹介します。
上司との付き合いで飲み会に参加し、深夜帰宅した主人公にガネーシャはおもむろに語りかけます。
「世の中のほとんどの人間はなぁ、『反応』して生きてんねや」
「『反応』ですか?」
「そうや。自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から『これやっとけ』と言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応して、反応して、反応し続けて一生終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて、計画立てて、その計画通りになるように自分から世界に働きかけていくんや。わかるか?」
「は、はい。なんとなく」
「もっと具体的に言おか。たとえばその日のうちに自分がやらなあかんことがあるとするやん。夢とか目標とか、そういうの中心に毎日の生活を組み立ててったら、飲みの誘いって断ってたかもしれへんやん。でも自分は『誘われたから』行ったんや。誘われた、という周囲の働きかけに対して、反応して、流されたんや。そやろ?」
ね?一部分だけですけど、なんだか、グサッときません?
この「反応」と「働きかけ」という概念は、とても応用範囲の広い考え方です。
仕事、恋愛、家庭、人間関係、あらゆるライフステージで有効活用できます。
試しに考えてみてください。
仕事、恋愛、家庭、人間関係、なんでもいいです。
そのステージにおいてあなたは、「反応」に費やす時間と、「働きかけ」に費やす時間とどちらが長いですか?
きっと、うまくいっていると感じるステージであればあるほど、「働きかけ」に費やす時間の方が長いのではないかと思います。
逆もまたしかり、です。
「反応」する生き方は、不自由な生き方です。
行動の発生源が他人任せなのですから、それは当然のことです。
しかし、また同時に、「反応」する生き方は、何も生み出しません。
情熱も、金も、愛も、時間も、成果も。ゼロです。
これほど楽しくない生き方をわざわざ選ぶ必要があるのでしょうか?
必要なのは、自分の人生に対する責任と、計画性、そしてほんのちょっとの勇気だけです。
それだけで、実に自由で、楽しく、生産的な人生が目の前に広がるのです。
ストップしませんか?「反応」するだけの人生を!
ちなみに、ソフトバンク社長の孫正義が似たような名言を残しています。
いわく、
「時代は、追ってはならない。
読んで仕掛けて待たねばならない。」
成功者にとっては、当たり前すぎる哲学なのかもしれませんね(^_-)-☆
『夢をかなえるゾウ』オススメです!!
ちなみに、ダイチの家の玄関には、インドで買ったガネーシャ像を置いて、いつも見守ってもらっていますww
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