どうも。ダイチです。
happiness project では、「絶対ためになるTEDプレゼンシリーズ」として、みんさんにオススメのプレゼンテーション動画を厳選して紹介しています。(TEDとは?)
目的は一つ。
Contents
みんなで「世界を変えるアイデア」を共有すること!
あなたの貴重な時間を無駄にさせないことをここに約束します。
是非お楽しみください。
なぜ貧困者は愚かな選択をしてしまうのか?
なんとも痛烈な問いから始めます。
実際に、貧困者は、そうでない人達に比べて、
借金が多く、酒をよく飲み、たばこを良く吸い、不摂生をしがちで、運動をしない。
というデータがあります。
これは事実です。
そうしてこういうデータを見ると、多くの人はこう思います。
すぐ金を借りて、過度のたばこや酒を楽しむから、「貧困者」なのだ、と。
または、
不摂生をして運動もしないから、いつまで経っても、うだつが上がらないのだ、と。
みなさんはそう思いませんか?
かつてイギリスの首相だったサッチャーは、こう言い放っています。
Poverty is a lack of character
貧困は、性格上の欠陥だ、と。
でも果たして本当にそうなんでしょうか?
「貧困者」は、なるべくして「貧困者」なのでしょうか?
今日の世界を変えるアイデアは、「貧困」に対するみなさんの常識を覆すものです。
「貧困」について一緒に考えてみませんか?
絶対ためになるプレゼン第12弾 Poverty isn’t a lack of character; it’s a lack of cash ~貧困は性格上の欠陥ではなく、現金の欠如である~
「貧困」の原因は、責任は、本当にその当事者にあるのでしょうか?
早速、答えを見てみましょう。
「貧困」の原因は、“欠乏の心理”である
人は、欠乏を意識すると、先見性を失います。
例えば、時間、お金、健康、食べ物、そういった目の前の「不足」を感じることで、我々のクリアな思考は一気に奪われてしまいます。
「不足」というのは、とどのつまり、そのままにしておいては生きていけないという状態です。
このままではいられないと認識した状態、それは、人が「余裕」をなくした状態と言い換えることができます。
実は、我々が発揮するパフォーマンスは、我々の努力や意志よりもずっと多くのところを、「余裕の有無」によって左右されています。
感覚としてわかりますよね?
「余裕」があるときの方が絶対にみなさんも良いパフォーマンスをしているはずです。
前にこんな記事を書きましたが、けっこう的を射ていますね。
関連記事⇒⇒幸せになるために、まずスペースを空ける
動画の中では、あるインド人の知能指数に、余裕がある時期と無い時期との間で14もの差があることを示しています。
これは、とても同じ人間のものとは思えません。
ここにおいて、「貧困」がその当事者の性格上の欠陥のせいではないことが明らかになりました。
「貧困」とは、一時的あるいは慢性的な「不足」からくる「余裕のなさ」が、その当事者の元々の能力や才能を奪ってしまうことにより、「不足」が悪化・深刻化したもの
と定義させてもらいます。
ベーシックインカムという解決策
「貧困」の原因が、「不足」「余裕のなさ」からくることはわかりました。
では、どのような解決策があるのか?
答えは「ベーシックインカム」です。
これは、生活に必要な最低限の金額の現金を全ての市民に保証する、という制度です。
権利としての自動給付システムですね。
日本でいうと、生活保護が近いですが、ここで言うベーシックインカムには何の見返りも条件もありません。
ただただ、「余裕を生む」ためだけの現金の支給なのです。
不名誉や、ペナルティは一切ないのです。
これをすることで、多くの「貧困者」から「不足」が減り、余裕が生まれ、彼ら自身の本来のパフォーマンスを発揮してもらえる、とプレゼンテーターは主張をしています。
考えてみてください。
何もしないでも、毎月通帳に10万円振り込まれる生活。
確かに貧困は消えると思いませんか?
ベーシックインカムのメリット・デメリット
ひとまず、メリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
・「貧困」が消える。または、かなり緩和される。
・人々に「余裕」が生まれ、埋もれていた様々な才能が解き放たれる。
・好きな仕事、得意な仕事に就ける。
デメリット
・財政が破綻する。
・かつての社会主義国家のように、怠惰や賄賂がはびこり、全体の生産性が落ちる。
主なものは、こんなものでしょうか。
僕は賛成です! ベーシックインカムよ、早く来い
まず、財源が破綻する可能性があるという問題
これは、動画の中にもありましたが、「貧困」がもたらす負債が消えることで帳消しになるんじゃないかと思います。
確かに、お金はかかりますが、同じくらい「貧困」が生み出す赤字というのもあるわけで。
主には、犯罪、争い、教育困難、病気、何より人的資源の損失。
総合的に考えて、ベーシックインカムの利点の方が上かなと思います。
というか、世の中のお金は余り出しているんですよね。
上位数パーセントの超富裕層が持ちすぎているだけです。
全体的に世界全体の富は増えています。まぁ、資本主義だから当然ですけど。
で、その超富裕層からベーシックインカムやろうよ、俺らそれなら富分配するよ?っていう声があるんですよね。
だから、やってみればいい。
次に、社会主義の二の舞にならないか問題
これは、あんまり心配いらないんじゃないかと思います。
別に労働に対して給料を一律にするというわけではないので。
ベーシックインカムはあるけど、仕事の報酬ももちろんある。
差別化は図れるわけです。
何よりも、ベーシックインカムが導入されることで、お金のために働くという概念がそもそも無くなるのです。
というか「労働」という概念が消える。
全ての日常は、「遊び」になる。
その中で、価値を生んでいくというスタンスになります。
やりたくないことは、AIにでもやらせときゃいいんだよ。
ベーシックインカムの導入で、全ての人は、適材適所を叶えられるようになります。
むしろ、あらゆる生産性が向上すると思うのは僕だけでしょうか。
そんなわけない!と思った人はこれ読んでください。
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最後に、、、争いがなくなるかもしれない
金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ
サルトル
争いの本質は、奪い合いにあります。
争いは、まさに“欠乏の心理”によるものです。
しかし、いつでも被害者になるのは「貧困者」であることは歴史が教えてくれています。
未だかつてないほどの「格差社会」。
その流れは留まるどころか、より激しさを増しています。
「格差」は、占有を生み、欠乏を生み、争いを生んできました。
プレゼンテーターは、「今こそ斬新な方法が求められている」と言っていましたが、その通りではないでしょうか?
実は、ベーシックインカムを政策に掲げていた政党があるのをご存知でしたか?
全く票は入りませんでしたが、個人的にはやるじゃん!!って思いました。
今回の記事はなかなかに個人的な思想にあふれてしまいました。
でも、これが僕の本音です。
みなさんは、このTEDの動画を見て何を感じ、どのような未来を願いましたか?
もしよければ、コメントででも、教えてくだされば嬉しいです!(^^)!
隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働
ではまた!
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