クリティカルメッセージで人を動かす

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こんばんは。ダイチです。

この世の中で生きていればいろんな人に出会います。

気が合う人がいれば、気の合わない人もいます。

すごい人もいれば、とんでもない人もいます。

理想を言えば、一番良いのは自分が好意を持つ相手とだけ関わって生きていくことです。

ノンストレス!!

最高の人生です。

しかし、現実はそうもいきません。

誰だって何かしらの組織に属しています。

会社しかり。家族しかり。地域のコミュニティしかり。

その中では、自分が苦手な人や、わがままな人、幼稚な人、様々な人と付き合いを持たないといけません。

もちろん、付き合いを持たなくてよいのならそれに越したことはありませんが。

まぁ、そうはいっても「しがらみ」というのはどこにでもあります。

そして、もしかしたらあなたは、できれば付き合いを持ちたくない人と「協力」をしないといけないことになるかもしれません。

または、その人を管理したり、まとめたりする立場になるかもしれません。

その逆の場合だって考えられます。

会社の上司部下なんてまさにそうですね。

そこで、今日は、教育心理学を修めた身として、みなさんに人間関係を円滑にする必殺技を伝授いたします。

聞いて損はなし。

絶対にいつかあなたの身を守ることになるでしょう。

Contents

自分が変わるか相手を変えるか

 

人間関係で何かしら行き詰ったり、トラブった場合、解決方法は3つしかありません。

すなわち、自分が変わるか、相手を変えるか、そのまま放っておくか、の3つです。

で、いきなり身もふたもないことを言うと、多くの場合、「自分を変える」のがもっとも効率の良い方法です。

なぜなら、「相手を変える」ということは、生半可なことではないからです。

まず、大変な労力がかかります。

時間もかかります。

そして、100%成功するとは限りません。

しかし、「自分を変える」のは、労力がかかりません。時間もそんなに。

何より、100%成功します。

さらには、その過程で「成長」という思いがけないお宝をGETする可能性だってあるのです。

ですから、できる限り「自分の方が変わる」というのが鉄則です。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

2年ほど前、ベストセラーとなった「嫌われる勇気」で一躍有名になったアドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーはこう述べています。

 

悩みとは、自分の手の及ばない”誰かの問題”を自分の問題だと思い込むことによって起こる。

 

簡単に言うと、人のことなんてわかりっこないし、人の問題を何とかしようというのは所詮無理だから、自分の問題だけに集中しなさい、ということです。

この言葉の根底には、人に干渉する不毛さや、人を変えようとすることの困難さがはっきりとあります。

というわけで、「人を変える」ということは、みなんさんが思っているよりもはるかに難しい行動です。

しかし、いくら「自分を変えて」解決を試みるといっても限度があります。

例えば、以下の場合。

自分の核となる信念を曲げることになる時。

10:0で、明らかに相手が間違っている時。

相手の成長のために相手に変化を迫りたい時(一般的にこれを教育という)。

こうした時には、しっかりとした覚悟をもって、相手を変えようと試みることになります。

 

クリティカルメッセージとは?

 

では本題です。

相手を変える時に効果的な方法、それがクリティカルメッセージを与えることです。

 

クリティカルメッセージとは何か?

 

それは私の作った造語です。

クリティカル Critical とは、普通、「批判の・批評の」という意味と「重大な・危機の」という意味を持ちます。

ここで言うクリティカルは、後者の訳です。

クリティカルヒットのクリティカル、です。

要は、会心の一撃、ならぬ、「会心のメッセージ」です。

 

うん。そういうことです。

 

もう少し詳しく解説すると、クリティカルメッセージとは、

タイミングをとらえた大変効果的な誉め言葉、のことです。

これだけは覚えておいてほしいのですが、

人間は、自分を批判したり、自分を説き伏せようとしたりする人によって変わることは、まずありません。

絶対にそうです。断言します。

「人間を論理の動物と思ってはいけない。感情の動物と思わねば。」という名言がありますが、まさにその通りです。

いくらあなたが正義や正論を装備して意気揚々乗り込んでも、ダメです。

それで、相手が変わることはありません。

人を変える道はたった一つ。

逆説的ですが、その相手を認めてあげることだけです。

相手を認め、称賛し、居場所を作ってあげること。

それ以外に道はありません。

問題行動を繰り返し、言うことを聞かない生徒をどうやって更生させるか。

怒鳴るか。罰を与えるか。親に電話するか。

残念ながら全て逆効果です。

まずは、話を聞いてあげること。

感情に寄り添い共感すること。

その生徒の立場やメンツを壊さないこと。

問題行動の結果を伝えること。

そんな君を見たくない、と言うこと。

もうこんなことはないと信じている、と伝えること。

弱い指導のように感じますが、怒鳴りつけるより1億倍効果的です。

この繰り返しで、生徒は徐々に変容を見せ始めます。

さて、そういうことですので、批判や正義の弁は捨て去りましょう。

誉め言葉、共感的な言葉を使いましょう。

不思議なもので、あなたが、相手を認め、称賛し、相手の居場所を作ってあげたとき、相手はあなたの言うことに耳を貸すようになります。

自分の主張を言わずとも、相手はそれを察してその通り動いてくれることもあります。

これは、人間関係における真理みたいなものだと思います。

では、具体的にクリティカルメッセージの発し方を伝授しましょう。

 

使用法

 

その1.相手が自信・誇りを持っているであろう事柄を認め、称賛する。

その2.その他大勢の前で相手を認め、称賛する。

その3.お世辞は厳禁。

 

これだけです。

このために、あなたは変えたいと思っている相手に対して素直に尊敬できる点を探さなければなりません。

あなたはその相手が自信を持ち、誇りとしているものが何なのかを知らなければなりません。

お世辞は捨てなければなりません。

だから、人を変えるというのは、大変なのですww

しかし、効果は確かにあります。

クリティカルメッセージをうまく使えれば、人を変えられるだけでなく、人から慕われ、あなたのまわりに人が集まるようになります。

是非、明日からの人生に役立ててみてください!!

この記事を書くにあたって参考にした書籍を紹介しておきます。

 

 

ではっ(^_-)-☆

 

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