2種類の「バカ」から見える現代の賢者の姿

バカ

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どうも。ダイチです。

今日は、バカについてのお話。

バカっていうと、こんなイメージじゃないですか? バカ=勉強ができない、バカ=仕事ができない、みたいな。 でも僕は、それって全然違うと思います。

 

Contents

ナンデモシッテイルバカ

 

最近、外山滋比古さんのエッセイ『思考の整理学』を読んだときに、深い共感を覚えました。うーん大学生で読んだ時は全然ピンとこなかったのに。

さて、 勝手ながら自分なりに要約すると以下のようになります。(本文の引用ではありません)

 

 

これまで、世間一般では、知識量が豊富で記憶力の良い人を賢い人だと認めてきた。

人間の脳は、知識を蓄え、保存する倉庫だったわけだ。

性能の良い倉庫を人々は求めた。

大容量かつ、知識を確実にとどめておく保存性が頭の良さそのものだった。

その結果、「生き字引」のような人がエリート層に君臨した。

しかし、コンピューターが出現して状況は一変した。

コンピューターほど知識を蓄え、保存しておける便利な倉庫はいまだかつてなかった。

コンピューターは、人間の脳よりもはるかに優れた倉庫だった。

今、人間の賢さは違う次元を要求されている。

脳は倉庫であるべきではない、と多くの人が気付き始めたのだ。

では、人間の脳は、賢さはどうあるべきか。

それは、知識をいかに活用するかという創造性、独創性に集約される。

自らの頭で”考える”ということ。それこそが、いや、それのみが、これからの時代の知性である。

 

 

実はこれ、昭和の時代に書かれたものです。

筆者の先見性に脱帽!!ですが、AI時代を目の前に控えた今の僕らにとっては当たり前の話ですね。

まぁあえて言わせてもらうと、このAIの時代に知識を蓄えるためだけに時間を使っている人は、 高い確率で「ナンデモシッテイル、バカ」 になりますね。

外山さんの言葉を借りると、「エンジン」がない人間になってしまいます。

自分の頭で何も考えられないバカはこれからの時代、幸せになるどころか生きていくことも難しくなるでしょう。

頭を倉庫として使う人間は、AIにその居場所を100%奪われます。

自分の頭でモノゴトを考えましょう。 知識をずっと蓄えておく必要なんてもうないんです。 倉庫をやめて、エンジンを起動させましょう(^◇^)

ちなみに、外山滋比古さんの大ベストセラーはこれ。

読んで損は絶対ない。

 

ナンデモキョカヲモトメルバカ

 

さっきのバカよりもっとひどいのは、「ナンデモキョカヲモトメルバカ」です。

まぁ、僕もこのタイプのバカだったんですが・・・ 自分が何かを始めたり、自分が何かを辞めたり、なんでもいいんですが、そういった決断をする時。

誰かに許可を求める人がいます。

「これしてもいい?」「これしようと思うんだけど、どう思う?」とかなんとかかんとか。

これは、しない方がいいです。

絶対しない方がいい。

重要な決断であれば、重要な決断であるほど、自分だけで決めた方がいいです。

許可を求めたり、相談をしたりすると、自然と自分の最初の意志が弱まっていきます。

人間の意志なんて、本当に脆いですから、マジで。

それに、決断を人任せにすると、自分自身を信頼することができなくなっていきます。

というか、そもそもみんなの言うことを聞いていたら、自分の大切なことが何もできなくなります。

「ナンデモキョカヲモトメル、バカ」は救いようがありません。

それは、常識があるとはいわない。

自分がない、ということです。

これが一番ヤバイ。

下手をすると何のために生きているのかわからない状態になります。

あなたのことを一番よくわかっているのはあなたで、この人生の主役はあなたです。

ならば、あなたの決断は最も正しいはずで、最も尊敬されるべきなんですよね。

あなたが思うなら、その道がベストです。

間違っていたなら、引き返せばいいし、やり直せばいい。

さらに言えば、これからの時代は、素早く「変化」をする人間しか甘い汁を吸うことができません。

先行者優位の法則はあらゆるところで表立ってきています。

仮想通貨市場しかり、VR市場しかり。

これからますますフットワークの軽い人間が次々と資産を(それも膨大な)築いていくことでしょう。「年功序列」や「終身雇用」などといった昭和の幻想は、今では、ただの底なし沼です。

自分の人生を謳歌するためにも、これからの時代を上手く渡っていくためにも「ナンデモキョカヲモトメルバカ」にだけはなってはいけません。

 

バカの対極 これが現代の賢者なのか ~まとめにかえて~

 

以上のことを踏まえると、理想的な生き方というものが自然と見えてきます。

あくまで個人的な考えですが。

 

①自分の頭でモノゴトを考えられる。
(そのためには、最低限の知識や、モノゴトを根本的に本質的に理解しようとする知的好奇心、世界に対する興味が必須)

 

②自分の意思で素早く行動できる。
(そのためには、自分に対する自信や、ある程度の楽観性、何より勇気が必要)

 

①と②を兼ね備えた人こそ、バカとは対極に位置する人なんじゃないかな、と思います。

そうありたいもんだね、まったく!

では、みなさん。またね(^_-)-☆

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