絶対知っておいた方がいい!!自律神経の働き

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どうも、ダイチです。

今日のテーマは、自律神経のはたらき、です。

僕の専門分野!! (^^♪

さて、このテーマは、幅広い人にとって有用なものだと思います。

例えば、自律神経の仕組みを知ることで、自分自身をより緻密にコントロールしたり、心身の調子を整えたりすることが可能です。

さらには、更年期障害の方や、仕事でより高いパフォーマンスを発揮したい方、最近なんだか肩が凝るという方、人前に出ると緊張してしまうといった方にまで、幅広い応用が利くと思います。

さらにさらに、この自律神経というものは、心の病気を理解する上で大変重要な知識でもあります。

 

自律神経とは何か?

 

そもそも自律神経とは何なのでしょうか?

名前は知っているけど、どんなものかは知らない。

そんな人が多いのではないでしょうか。

誤解を恐れず、一言でいうと、

 

すべての人間が備えている「自動生命維持装置」です。

 

周りの環境に合わせて、身体を最適な状態にしようとする働き、それを支える神経回路を自律神経と呼びます。

例えば、夏場になると何もしていないのに汗をかきますよね?

それは、その気温が生命を脅かすと自律神経系が判断し、身体を冷やせと命令を下したからです。

また、朝になり、目が覚めると、眠っていたときよりも呼吸は早くなり、血圧も上がります。

それは、生きるための活動(昔でいう狩り。今でいう仕事)の準備を自律神経がしてくれているからです。

 

実はこの自律神経は、名前の異なる2つの神経系の総称なんです。

 

阿と吽。

プラスとマイナス。

源氏と平家。

みたいな。

対になって一つのシステムとして機能するところに自律神経の特徴があります。

さて、そして、そのうちの一つを交感神経、もう一つを副交感神経と呼びます。

この2つの神経系は、それぞれ車のエンジンとブレーキのような役割を果たしています。

詳しく見ていきましょう。

 

交感神経

 

車でいうエンジンを担当する「動」の神経系が、この交感神経です。

人間の活動の準備をするのが主な仕事になります。

例えば、、、

 

・血圧を上げる。

・心拍数を上げる。

・呼吸が早くなる。

・発汗を促す。

・瞳孔が拡大する。

・胃腸のはたらきを止める。

・興奮する。

 

この神経系は、仕事中や、スポーツをしているとき、口論になった時や、ある試練を迎えたとき(緊張する場面に遭遇した時)によく働きます。

基本的にはこれだけわかっていただけたら良いのですが、以下少し捕捉します。

読み飛ばしてくださってもけっこうです。

 

交感神経は、極論「逃げる」ための神経だ

 

交感神経

この交感神経の「動」の作用。

活動に対する準備といっても、ちょっと準備しすぎでは?(笑)という感じもしますが、これにはちょっとした理由があります。

突然ですが、僕たちのDNAは、人類が生まれた瞬間からほとんど変化をしていません。

ですから、交感神経さんたちは、いまだに、僕たちの活動のことを、危険がともなう狩り、もしくは戦闘だと想定しているそうです。

マンモスを倒したり、サーベルタイガーから逃げたり、隣の部族と戦争したり、という活動に備えてくれているわけで、、、

それなら納得ですね!

人類の原初の「活動」は、必ず生命を脅かす「恐怖」が付きものでした。

恐怖を感じたり、緊張したりするとこの交感神経が活発にはたらくわけが、ここにあります。

これらの感情と交感神経は切っても切れない関係にあるということです。

(ちなみに緊張というのは心理学的に恐怖にとても近い感情だそうです)

活動にあたり、いつ現れるかわからない「恐怖」から逃げられるように、交感神経はその本来の活動に必要な準備以上の準備をするというわけですね。

 

ですから、必然的に交感神経がはたらくと僕たちはけっこう消耗します。

 

これは知っておいて損はない知識、というか知っておくべき知恵です。

緊張した時に交感神経が働いて、心拍数が上がったり、呼吸が早くなったりするのは、ズバリ「走って逃げる」ためです。

胃腸のはたらきが止まるのも、そんなところにエネルギーを回している暇がないからです。

それから、緊張すると下半身に血液が集中するというデータもあります。

これも当然、走るためですね。

このように、交感神経は、恐怖の対象に遭遇することを前提とし、すべての活動にしっかり備えてくれるのです。

まぁ、リスクの想定は「生命維持」には欠かせませんもんね(´・ω・`)

 

交感神経についての要約

 

・活動のための準備をするのが交感神経だが、その交感神経は太古のDNAのもと最悪のシナリオを想定しているため、緊張や恐怖には敏感に反応する。

・交感神経がはたらきっぱなしだと、けっこう消耗する。

 

では次。

 

副交感神経

 

車でいうブレーキを担当する「静」の神経系です。

人間をリラックスさせるのが副交感神経の主な仕事です。

例えば、、、

 

・眠くなる。

・筋肉が緩む。

・呼吸が深く、遅くなる。

・心拍数が下がる。

・血圧も下がる

・胃腸のはたらきが活発になる。

 

とにかくリラックス状態になり、ご飯が食べたくなったり、眠くなったりします。

完全にオフモードですね(^^♪

ちなみに、この副交感神経が優位な状態では、幸せホルモンであるセロトニンの分泌量も増えることが分かっています。

これまた超重要な知識です。

 

幸せホルモン(セロトニン)は、副交感神経優位の時、分泌される!!

 

また、免疫機能も交感神経が優位な時と比べて向上することも知られています。

いいことばっかり!(^^)!

 

この、2つの神経系を合わせて自律神経と呼び、これらがバランスをとって人間の生命は保たれています。

しかし、これらは、スイッチのオンとオフというように完全に分断されているわけではありません。

10:0というように片方が完璧に眠ってしまうことはほとんどありません。

まぁ、ボクシングの試合前とかならわかりませんが・・・

就寝前は、交感神経2:副交感神経8だったり、朝起きたら、交感神経6:副交感神経4だったりするわけです。

変動しているんですね。

これに当然、気温や湿度や体調や性格、あらゆる要素が入り込んでくるのです。

 

大切なのはバランス

 

自律神経

 

で、結局何が重要なのか?ということですが、それは、この2つの神経系がバランスよく働くことが何より重要です。

まぁ、車を例にするとわかりやすいですが、エンジンしかない車もブレーキしかない車も、ポンコツですよね?

 

交感神経が強く働きすぎると、人はリラックスできません。

常に、緊張状態ということになります。

張りつめて張りつめて、エネルギーが消耗されていく。

それなのに、リラックスできない、寝れない、お腹もすかない、、、

さらに、副交感神経は幸せホルモンのセロトニンの分泌も担っていますから、ダメージは甚大です。

だいたいにおいて、精神的に参って、心の病気になってしまう人はこのパターンです。

あぁ、最近疲れているな、イライラするなと思ったら、副交感神経を活性化させる方法を試した方がいいかもしれませんね。

 

一番簡単なのはこれです。参考までに⇒⇒副交感神経をはたらかせる超簡単な方法

 

また、副交感神経ばかりが強く作用してもよくはありません。

活発に活動できないのですから。。。

やらなければならないことができない、とうことになります。

ですが、このパターンは、ストレス社会の現代では稀ですね。

 

最後に

 

自律神経失調症とは、この2つの神経系のバランスが崩れる病気ですが、そのバランスの崩れ方は、9割がた交感神経優位の崩れ方だそうです。

ちなみに、僕はこの交感神経優位型の自律神経失調症から、うつ病に発展しました。

桃鉄でいう、ボンビーがキングボンビーになったようなものですな。ははは。

地獄をみましたが、生還いたしました。w

自律神経の働きを理解していれば、きっと自分のコンディションをもっと早い段階で正確に整えられたのになぁ、と思っています。

みなさんは、大丈夫ですか?

無理しないようにね!!

では。

 

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