幸せを呼ぶ!人間関係の作り方① ~奥義「話を聞く」とその本質~

人間関係

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どうも。ダイチです。

 

みなさん、今、悩みがありますか??

僕にはあります。

あんなことやこんなこと。けっこうあります。

 

 

これらの本を書店で見かけたことのある人も多いでしょう。

この本のメインになっているのは「アドラー心理学」という心理学のジャンルです。

アドラーという人物は、フロイトやユングなどと肩を並べる大心理学者ですが、彼は生前こんなことを言っています。

 

Contents

すべての悩みは人間関係に根差している

 

故に、人間関係というものが無ければ、人に悩みなどない!

 

と。

これについては、100%うなづける人は少ないかもしれません。

しかし、よくよく考えてみると、確かに我々の多くの悩みの根本は「人間関係」にあると言えそうです。

そこで、今日は、「幸せを呼ぶ!人間関係の作り方①」と題して、

心理学、哲学を持ち出して理想的な「人間関係」について書いていこうと思います。

是非、お付き合いください(^^♪

 

では早速いってみよう。

 

幸せを呼ぶ人間関係とは?

 

人間関係

 

さて、人間が社会的な動物であるということは誰もが認めるところです。

社会的な動物の特徴は以下の2つです。

 

1つ目は、ある個体は必ずコミュニティ内で他の各個体と何らかの関係を持つということ。

 

2つ目は、それぞれの複雑に絡み合った関係性が各個体のコミュニティ内での在り方や振る舞い方を決定するということ。

 

何が言いたいかというと、人間という動物は社会的な生き物であって、我々は人間関係というものによって、自分の属している集団の中での行動や居心地を左右されているということです!!

 

僕らは、いつでも自分の意志で自由に振る舞い、行動できると信じていますが、それは幻想です。

実際には、人間関係という見えない鎖によって縛られています。

 

普通、本当に僕らが自由に振る舞うことができるのは、その集団からはみ出す覚悟ができた時だけです。

 

しかし例外があります。

集団の中である特定の人間関係を築けた場合、その鎖で縛られることはほとんどありません。

その人間関係こそが「信頼関係」です。

 

ここで、幸せを呼ぶ人間関係を定義しておきます。

 

定義①

 

幸せを呼ぶ人間関係とは、コミュニティ内の多くの個人との間に信頼関係がある状態のこと。

 

 

定義②

 

幸せを呼ぶ人間関係とは、集団内の人間関係が己の自由意思を表現する上での障害にならない状態のこと。

 

幸せを呼ぶ人間関係の作り方

 

奥義 「話を聞く」

話を聞く

 

では具体的な方法について説明します。

といってもその方法はいたってシンプルです。

 

話したがっている人を見つけ、真剣に話を聞くこと。

 

これだけです。

話を聞くという行為は、実に優れた信頼関係の構築法です。

観察や雰囲気を通じて、あの人は今何かを伝えたがっている!と感じたとしましょう。

その時、その当人は、悩みや不満や不安や高揚感やワクワク感など必ず何らかの感情を持ち合わせています。

「伝える」という行為の欲求は必ず何かしらの感情から生まれているのです。

 

 

聞き手が、話し手の感情に寄り添って共感をする姿勢をカウンセリングでは「同調」と呼びます。

「同調」は話し手の心を静め、開くためのテクニックです。

話を真剣に聞くという行為は、それだけで話し手の感情を尊重し、「あなたのことが大切だ、放っておけない」というメッセージを話し手に送ります。

最高の「同調」と言って差し支えありません。

 

 

例えば、職場でいつもとは少し様子が違う人を見つけたとしましょう。

そわそわしているかもしれないし、暗く落ち込んでいるかもしれません。

あなたがやるべきことはたった一つです。

そばへ行って、「何かあった?」と言うだけです。

この一言により決壊したダムのように彼や彼女らは想いをあなたにぶつけるでしょう。

そうなればしめたものです。

真剣に話を聞いて、「うん。うん。そうか。」というだけで充分です。

 

 

「同調」が上手くいくと、話し手は聞き手に対して、仲間意識を持つようになります。

次の瞬間には、あなたへ対する信頼は大幅に上がっているはずです。

この段階までいくと、少し「同調」を離れて、あなた自身の意見を言っても話し手は仲間からの助言だと認識します。

カウンセリングで「同調」が使われる理由がここにあります。

「同調」とは単に相手からの信頼を得るだけでなく、こちらの意見をより前向きにとらえてもらうための工夫でもあるのです。

自分が意見をいう時は「同調」の後から!というのがカウンセリングの常識なので、みんさんも知っておいて損はないでしょう。

 

※名著「人を動かす」でも言葉は違えど、同じようなことが書かれていたと記憶しています。

 

まとめ

 

幸せを呼ぶ人間関係を構築したいならば、話したがっている人(感情に波が立っている人)を見つけ、そばへ行き、「何かあった?」と言う。

 

真剣に話を聞き「同調」することで、あなたの身の回りの人間関係は激変していく。

 

話を聞くことの本当の意味

 

話を聞くという行為は、「同調」の効果を発揮し、信頼関係の構築を助けます。

しかし、それは、聞くという行為の本質ではありません。

信頼関係を作るために聞くという行為があるわけではないのです。

 

聞くという行為は、当たり前ですが、本質的には話し手のためのものです。

先ほど、話を聞いた後は、「うん。うん。そうか。」で十分と書きました。

それに対して、もしかしたら、首をひねる読者の方がいるかもしれません。

「それだけでは不十分だ、話し手が返答を期待しているだろう」

という疑問はあって当然です。

 

そこで、これだけは知っておいてほしいのです。

 

「聞く」という行為の本質は、話し手が「話す」という行為の中で、自分の思考を整理できる点にある

 

ということを。

何も的確な答えやキレのある返しを期待して話し手は話すのではありません。

話す中で自分の思いを確信に変えたり、問題点を整理したりするために話し手は話すのです。

 

ですから、このことを理解している本当に優れた聞き手は、余計なことは一切しゃべりません。

心地の良い壁に徹します。

話し手が洗いざらい話し切れるようにじっと「聞き切る」のです。

話し手が止まった時、もしかしてこうなのでは?と思うことがあっても決して口に出しません。

大切なことは本人に話し切らせます。

それが、最も優れた聞き方なのです。

話し手が話を終えたとき、あなたはほとんど何も口にしていなくても、きっとこう言われることでしょう。

「ありがとう。あなたに話してよかった」と。

聞いたからには何か言わなくちゃ!などと思う必要はありません。

聞き切るだけで十分なのです。

むしろそれが一番良いのです。

 

このことを知っている人は、多くの人から信頼される人生を送ることになります。

聞くという行為の本質を理解し、優れた聞き手であってください。

その時、自分の身の回りには、驚くほど仲間がたくさんいるはずです。

 

「聞く」ことの本質

 

聞くことの本質は、話し手の思考の整理を助けることにある。

心地の良い壁に徹して、聞き切ろう。その時、強い信頼関係が生まれる。

 

どうでしたか?明日試してみる気になりましたか?

次は、幸せを呼ぶ人間関係の作り方②と称して、もう一つの奥義を紹介します。

 

ではまた(^^♪

 

ちなみに、併せて読みたい名著はこれ!

「聴く」をもっと哲学的な視点から捉えなおしています。

「臨床」に関係する人すべてにオススメ!!

 

関連記事⇒幸せを呼ぶ!!人間関係の作り方② 奥義【ほめる】

 

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