どうも。ダイチです。
happiness project では、「絶対ためになるTEDプレゼンシリーズ」として、みんさんにオススメのプレゼンテーション動画を厳選して紹介しています。(TEDとは?)
目的は一つ。
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是非お楽しみください。
第八弾 Are you a giver or taker ? ~あなたは与える人?奪う人?~
今日は、心理学の新たなジャンルをみなさんにお伝えできればと思います。
それが、
「組織心理学」というジャンルです。
聞いたことないですよね?
簡単に言うと、優れた組織や集団に属する人々の心理を研究したり、
どのような性格の人が集まることで、どのような組織が生まれるのか、ということを研究したりする心理学の分野です。
ですから、経営者やリーダー、監督、管理者の方々などには、特に利用価値の高い分野ではないかと思います。

関連記事⇒組織心理学の要!伝説の軍人アイゼンハワーに学ぶ、最もシンプルで役立つリーダー論入門
あなたはgiver? taker? ~組織心理学の入り口~
今日紹介するTEDのプレゼンは、Adam Grant という教授のものです。
彼は、2015年、thinker50の最も影響力のあるグローバル経営思想家に選ばれました。
彼のプレゼンの中に「giver」「taker」「matcher」という言葉が出てきます。
これはそれぞれ、
giver
⇒⇒ 基本的な対人関係のスタンスが「与える」「何かしてあげる」という考え方の人。
taker
⇒⇒ 基本的な対人関係のスタンスが「奪う」「何かしてもらう」という考え方の人。
matcher
⇒⇒ バランス型で、「してもらったから、してあげる」という感覚の人。
という、人の基本的性格を表す単語です。
この概念をもとに、
どの性格の人間が組織において最も生産的か、また、非生産的か?
どのようにすれば、理想的な組織は生まれるのか?
という非常に興味深い問いに答えています。
では早速見てみましょう。どうぞ。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
僕は、takerかもしれない・・・
いや、最初のあの「ナルシストテスト」の意味わかりました????
僕、あの笑いの意味が最初分からなかったですよ(悲報)
まぁ、ナルシスト=taker というわけではないと言っていましたが、それにしても、絶対相関関係あるだろうな、、、ww
みなさんは、どうでしたか?
すぐに笑うことができましたか?
さて、「生産性」というものに目を向けると、どうやら複雑なことになっているようです。
僕自身、giverが最も高い生産性を発揮するだろう、という予測はしていたのですが、まさか、最も非生産的なのもgiver とは目から鱗でした。
つまり、優れた組織というのは、トップ層にgiver が君臨している組織だということなんですね!!
そこで、まとめてみました。
以下が優れた組織の作り方です。
心理学が教える、優れた組織の作り方
1 組織にtakerを入れない
これは、強烈ですね!効果ありそう。
腐ったリンゴ、とはよく言ったものです。
giverのモチベーション維持のためにも、搾取するだけの人間は排除せよ、ということらしいです。
問題は、そのtakerを発見する方法ですね。
難しいですが、「ナルシストテスト」とか普通にやったらいいんじゃないですかね。
2 お願い、を当たり前にする
人に頼みごとをしやすい環境は、giverが生き生きする環境です。
各個人がプライドや羞恥心のために、全部自分でやり切らねばならない、というマインドセットを持つことが、良くない組織の特徴みたいです。
気軽な相談、気軽なお願い、あなたの組織はそれができますか?
3 giverが自分の身を守る
giverがあまりに献身的過ぎてもよくないようです。
「5分間の親切」というアイデアがありましたが、こういう具体的なgiveの方法を全体で共有しておくのもいいかもしれません。
そうすることによって、「お願い」の敷居も低くなります。
また、giverが断ることのできる環境も必要だと思われます。
「与える」のが好きだからって、全部が全部、全ての瞬間にgiverでいることなんて絶対に不可能なので。
これらのことに気を遣うだけで、きっと組織は生まれ変わるのではないでしょうか?
おまけ takerの居場所
この組織心理学の考えが普及すると、takerの居場所はどうなるのでしょう?
仮に、様々な企業が、giverとtakerを正確に見分けられる面接テストを手にしたら?
なんかそれもちょっと怖い未来だな、と思いますね。
ただ、一つ確信しているのは、人には必ずその人にふさわしい環境があるっていうこと。

たぶん、takerは、独りで活動するときに一番生産性が良いのではないかな、という気がしています。
なんせ、僕自身が、takerだから!!www
芸術家、作家、プラグラマー、役者、歌手、研究者、こういう職業は、takerにもってこいじゃないかな、という気がするのですがどうなんでしょうね。
以上、心理学の最前線よりお伝えいたしました。
では、また(^_-)-☆
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